「フィルター開発って?」
「やりがいを感じるのはどんなところ?」
日々の仕事内容から面白さまで、
商品開発部の先輩社員が、
ざっくばらんにお話しします!
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S・Y マネージャー
商品開発部 第一課
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Y・M さん
商品開発部 第一課
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K・H さん
商品開発部 第一課
フィルター開発の仕事と
技術的な面白さ
今日は同じ部署で働くお三方に、仕事の内容ややりがいなどをざっくばらんに伺っていきたいと思います。
まずは、仕事内容から教えてもらえますか?
私たちは商品開発第1課に所属していて、主に空気をきれいにするフィルターを開発しています。
例えば自動車のキャビンフィルター、空調設備のフィルター、空気清浄機に使われるものなどが中心ですね。
普段生活しててもなかなか気づかない部分ですね。
そうなんです。意識して見ないとわからないんですけど、
実は身の回りのあらゆる場所にフィルターってあるんですよ。
大きいものから小さいもの、色や形状も多種多様で挙げたらキリがないくらいです。
でもフィルターって、種類でそんなに違いが出るんですか?
用途ごとに求められる性能が全然違うんです。たとえば自動車のキャビンフィルターだと、
●通気性 ●微粒子の捕集率 ●有害ガスの吸着性能 ●抗菌・防カビ・抗ウイルス ●耐久性
などが仕様として求められます。
それにメーカーによって、車種によって、要求条件が細かく変わるので、
かなりオーダーメイドに近い形で設計していますね。
設計とは具体的に何をされてるんですか?
お客様との協議後、性能が決まった時点で、それを実現する材料や薬剤を選んで組み合わせを考えます。
ラボ機で小型の試作品を作って「性能確認」→「改良」→「スケールアップ」→「お客様に提示」→「商品化」、という流れです。
「ラボ機」というのは?
工場にある量産機を小型化したような試作設備ですね。本生産より条件を細かく変えられるので、
材料検証や条件探索をラボ機でまずやります。
ではY・Mさんは何をご担当されているのですか?
僕は同じフィルターでも「最初に空気を粗くきれいにする役割」のフィルターを担当することが多いです。
空調設備って
手前 → 粗いフィルター
奥側 → 目の細かい高性能フィルター
の順に並ぶことが多いんです。
僕はその「最初の入り口部分」を設計しています。
つまり砂ぼこりや大きなゴミを受け止める層ですね。
この仕事の難しさってどんなところですか?
やっぱり両立ですね。つまり、
● 捕集性能を上げる → 空気が通りにくい
● 通気性を上げる → 捕集しづらい
という関係になっているんです。
お客さんは当然「捕集性能も高く、通気性も高く」を希望されますが、物理的に完全には両立できない部分があります。
そこを調整しながら提案するのが、技術者の腕の見せどころでもあります。
やっぱり両立ですね。つまり、
● 捕集性能を上げる → 空気が通りにくい
● 通気性を上げる → 捕集しづらい
という関係になっているんです。
お客さんは当然「捕集性能も高く、通気性も高く」を希望されますが、物理的に完全には両立できない部分があります。
そこを調整しながら提案するのが、技術者の腕の見せどころでもあります。
フィルター開発を支える
技術力と強み
御社の強みはどのような部分でしょうか?
私たちは
「お客様ごとの多様なニーズに応えること」が強みです。
他社は「この仕様なら大量に作れるので採算が合います」という考え方が多いんですが、
当社は「少量でも、お客様の要求に合わせて作る」というスタイルですね。
それに試験設備が充実しているので、細かな性能検証ができるのも強みです。
フィルター開発職の
働き方と1日
では、典型的な1日を教えて下さい。
会社着が9時前。着いたらメール確認やその日のスケジュールを確認します。その後はラボで材料の選定や性能測定、サンプル作製などをします。
夕方は一日の実験結果をまとめて営業に共有します。技術だけではなく営業との連携が大事な仕事ですね。
出張や展示会へも行かれるんでしょうか?
国内だけでなく中国やシンガポールなどの海外出張もあります。
展示会=製品紹介と思われがちですが、新規材料の情報収集や海外顧客の開拓のほうが実は重要ですね。
中国にも行かれることが多い?
僕は多いほうです。中国にある拠点で試作をしたり、現地メーカーに訪問したりします。中国出張には中国語を話せる営業も同行するので、言語にはあまり困りません。
僕は多いほうです。中国にある拠点で試作をしたり、現地メーカーに訪問したりします。中国出張には中国語を話せる営業も同行するので、言語にはあまり困りません。
入社前とのギャップと、
この仕事の魅力
働きやすさという点ではいかがですか?
商品開発部はとても働きやすい環境だと思います。
事務所と試験室が分かれており、事務所は座って作業するため事務所は比較的静かですが、試験室では立ち作業や実験などで動きが多く自然と会話が生まれやすい雰囲気があります。
初めて扱う薬剤についても、先輩にすぐ相談でき、「この組み合わせが良い」「これは避けた方がいい」といった実践的なアドバイスをもらえます。
分からないことを気軽に聞ける環境が整っているので、新人の方にも働きやすい職場だと思います。
倉敷繊維加工を就活生へPRとするとしたら、どのように伝えますか?
何を重視するかにもよりますが、「本当に働きやすい職場を求めているなら、ぜひおすすめしたい」と伝えたいですね。
特に商品開発部は少人数体制で動いているため、自分の考えを直接上長に伝えやすい環境があります。距離が近いからこそ、「これが気になっています」と提案すれば、頭ごなしに否定されることはありません。
「まずは調べてみよう」「何ができるか検討してみよう」と前向きに受け止めてもらえるので、自分のアイデアが製品づくりにつながりやすい。それが一番の強みだと思います。
最後に「この仕事の面白さ」を一言ずつ。
自分が設計した材料や仕様が、お客様に採用され商品になることです。
車や空調設備に実際に使われていると思うと嬉しいですよ。
答えのないものをどう形にしていくか。そのプロセスが面白いですね。
性能のバランスを探ることが難しいですが、そこがまさに技術者の存在価値だと感じます。